瀬戸内の新鮮な鯛を使って作る松山の鯛めしは、北予の郷土料理だそうで丸ごと米と一緒に炊き込むので骨の旨みごと頂く春のご馳走です。これが宇和島の方へ行くと、刺身にして乗せるスタイルとなるので鯛めしと言っても別物となります。
材料:新鮮な鯛 一尾/ 米 2〜3合/ 米の量に応じた水・酒・薄口醤油・昆布(米一合につきマッチ箱大)/油揚げ適宜
私の作り方:①ハラワタと鱗を丁寧に取り、頭・尾・背びれ・腹びれetc.を切り落として潮汁に回す。胴体を2〜3に切り分ける。
②臭みをとる為、鯛を焼くレシピを見かけます。鮮度にもよりますが熱湯を回しかける湯通し処理した方がより味が出ます。
③洗った米をザルに上げて30分程置き、米の量の2割増の水・たっぷりの日本酒を含む調味料・細かく千切りにした油揚げを入れて炊き上げる。
④炊き上がったら、昆布と鯛を取り出し骨が混じらないよう細心の注意を払いながら鯛の身を取り分けほぐして飯に混ぜ込む。
⑤取り分けた頭なども一緒に炊き込んだ方が、味はよく出るが、私はこれを椀汁に回し、その分だしの素で補うことが多い。