このタルトはもともと小澤征爾さん(指揮者)のお義母様入江麻木さんのレシピをアレンジしたもので、いざとなれば天火なしで作ることも出来ます。
器:英国製スターリングシルバー材料:【タルト生地用】 小麦粉 150g / 砂糖 大1 / バター 100g /卵 小1個 【カスタードクリーム用】 牛乳 200g / 卵黄2個 / 砂糖 70g / 小麦粉 20g / バニラビーンズ又はバニラオイル 適宜 /バター10g ※この配合は覚えやすくしてあり、頭に入れておけば便利です。【フィリング用】 黄桃(缶詰)大きさにより半割3〜4個 / レーズンのラム酒漬け 適宜 / 色どりにキーウイフルーツ少々
タルトケースの作り方: ① サイコロ状に切った(冷えた)バターと小麦粉をフードプロセッサーにかけ、バターがあずき状になったら、砂糖と卵黄を順に加えてさらに攪拌。全体にゴロンとまとまったら取り出してラップで包み蔵庫で1時間〜一晩寝かせる。さっくり仕上げるため混ぜ過ぎに注意。② ①を取り出し、麺棒を使って型よりひと回り大きく伸ばし型に敷き込んで縁を切り落とす。この時縁飾りのように仕上げても良い。③ フォークで全体に空気穴をあけ、さらに冷蔵庫で1時間ほど休ませる。③ アルミ箔などを敷いて重石になるもの(専用のものがなければ小豆etc.でも良い)をのせて200℃のオーブンに入れ20分。重石を外して180℃で様子を見ながらさらに10分程で焼き上げる。
※ このタルトケースの代用としてマリービスケットか塩けの少ないクラッカー等を細かく砕いて溶かしバターでまとめ冷蔵庫で冷やし固めてケースを作る事も出来ます。ただし、バターが溶けて崩れ易いので注意。
カスタードクリームの作り方:① 卵黄と砂糖を泡立て器で白くなるまですり混ぜ、小麦粉を入れてさらに混ぜる。② 牛乳を火にかけ沸騰寸前まで温めたものを少しずつ加えて混ぜ、こしてから強火にかけ混ぜ続ける。③とろりとしてきたら焦がさないように注意しながら充分に火が通るようさらに混ぜダマを作らないよう滑らかなクリーム状にする。表面が沸騰してきたら火から下ろしてバターを加え、粗熱が取れたらバニラオイルを加えて冷ます。しばらくおくときは表面に薄くバターを塗って膜ができるのを防ぐ。バニラビーンズを使うときは牛乳を温める時に入れる。
仕上げ:焼き上げ冷ましたタルトケースに薄くアンズジャムを塗り、カスタードクリームを敷き詰める。ついで黄桃をスライスし・レーズン(ラム酒漬け)・キーウイとともにバランスよく飾り付ける。