グランドエクシブ軽井沢と和牛の贅沢

フレンチのコースで肉料理には牛肉のメニューが欠かせませんがその牛肉について。国産牛というのは最低３ケ月日本で飼育されていればその表示が可能との事で、これが和牛という訳ではありません。ですので簡単に言うと神戸牛・飛騨牛等のブランド牛・黒毛和牛とかの表示があれば間違いがなく、最近表示がないと少しこれを気にするようになりました。勿論サラダ専門店のサラダに入っているローストビーフが結構美味しかったりすることもあるので調理の仕方にもよりますし、ブランド牛でも牛のお味は個体差が激しいと考えておりますがそんな中、和牛以外は使った事がないというフレンチレストランを見つけました。信州ですから信州牛の本場ですが、コストの問題があるので、通常のコースで信州牛や黒毛和牛だけを使用しているお店はなかなか無いのではと思われますし、その心意気やよし。お味も全体に上品で細かくフレクシブルにこちらの希望に対応して下さるこの素敵なレストランの名前は【ボナキュウ】と言って、御代田にある会員制の宿泊施設グランドエクシブ軽井沢の中にありレストランは一般客でも利用できます。

ルヴァン Levain のパン その２

信州上田にある　「ルヴァン」の信州上田店はそのロケーションといい店構えといいたいへん趣きがあります。
　

　
城下町らしい落ち着きと風格を備えたこの街には、天然酵母を使うパン屋さんが多いのではないかしら・・・。ここのパンは常温で一週間、（冷凍も可）美味しく頂けます。富ヶ谷店も国産小麦粉を使っていますが、こちらは国産の強力粉を使っているので食感にいくらか違いが出ます。国産小麦・天然酵母・石釜・・・それになんと言っても水と空気が美味しさをプラスしています。

全粒粉で焼くスコーン

国産小麦の全粒粉を使うとしっとりとしてヘルシーなスコーンが作れます。


器：ビクトリアン手彩色

材料：国産小麦全粒粉 200g / バター 50g / きび砂糖 30g / ベーキングパウダー　小2 / 卵　1個 / 牛乳
少々/
作り方：1️⃣　小麦粉とバターをフードプロセッサーで撹拌し、よく混ざったら砂糖とB.Pを加て撹拌。卵を加えてさらに撹拌し、水分が足りないようなら牛乳を加えて耳たぶ位の固さにする。
　　　　2️⃣　1️⃣を取り出して1.5cm位に平たく伸ばし、二つ折にする。
　　　　3️⃣　小型の型で抜き、フォークで空気穴を開けて表面に卵黄を塗る。
　　　　4️⃣　200℃のオーブンに入れ、２０分程で焼き上げる。

※　冷めた時は、温めなおし、クロテットクリームの代用として入手しやすいマスカルポーネチーズと好みのジャムを添えるとさっぱりと美味しく頂けます。

紅茶のお味について

本場で頂く紅茶は美味しいと、ものの本に書いてありますね。何が違うのか明快に書かれていたのが林　望さんの「林望のイギリス観察辞典」。要は水が決定的に違うのだと。日本の軟水は日本茶を入れるのに適し、英国の硬水は紅茶を入れるのに適している。当たり前のことかも知れませんが明快でしたので非常に納得しました。日本の軟水で無造作に紅茶を入れてしまうと、「出過ぎて」しまう為、苦みと渋みが勝って美味しく頂けない。そのことを再認識しました。輸入のミネラルウォーターを使ったらいいのではないかと思うけれど、それでは酸素が含まれないから水道水でなくてはならないと言われます。蛇口から浅間山系の硬水が出る軽井沢は美味しい紅茶が頂けることになりそうですね。因に万平ホテルでも音羽の森ホテルでも黙っているとしっかり温めたミルクが出てきますので少しがっかりです。ひたすら熱くと気をつかうのはミルクティーに冷たいミルクを使いたいが為と、これも明快に書いてあり非常に納得します。

バナナのケーキ

バナナが「少し熟れ過ぎかしら」と思うようなとき作りますが、ほんのりバナナの香りがする優しいお菓子です。


器：英国製スターリングシルバー

材料：バナナ　1本（つぶしたもの）/　卵2個/ 小麦100g アーモンドプードル20g(または小麦粉120g ) / バター60g / 砂糖70g / ベーキングパウダー小さじ半分/ ラム酒　大1
作り方：1️⃣　パウンド型に紙を敷き込んでおく。
　　　　2️⃣　バターを湯煎にかけ溶かしておく。
　　　　3️⃣　卵を黄身と白身に分け砂糖を加えながら泡立て合わせる。
　　　　4️⃣　3️⃣に合わせてふるった粉類・アーモンドプードルを加えよく混ざったら、つぶしたバナナ・溶かしバター・ラム酒を加えてさっくり混ぜる。
　　　　5️⃣　用意した型に流し入れ、180℃のオーブンに入れ３０分程で焼き上げる。