本場で頂く紅茶は美味しいと、ものの本に書いてありますね。何が違うのか明快に書かれていたのが林 望さんの「林望のイギリス観察辞典」。要は水が決定的に違うのだと。日本の軟水は日本茶を入れるのに適し、英国の硬水は紅茶を入れるのに適している。当たり前のことかも知れませんが明快でしたので非常に納得しました。日本の軟水で無造作に紅茶を入れてしまうと、「出過ぎて」しまう為、苦みと渋みが勝って美味しく頂けない。そのことを再認識しました。輸入のミネラルウォーターを使ったらいいのではないかと思うけれど、それでは酸素が含まれないから水道水でなくてはならないと言われます。蛇口から浅間山系の硬水が出る軽井沢は美味しい紅茶が頂けることになりそうですね。因に万平ホテルでも音羽の森ホテルでも黙っているとしっかり温めたミルクが出てきますので少しがっかりです。ひたすら熱くと気をつかうのはミルクティーに冷たいミルクを使いたいが為と、これも明快に書いてあり非常に納得します。
