ここのケーキスタンドは二段。5種類(きゅうり&チーズ・エビ・チキン・サーモン・卵)の美味しいサンドイッチは別に供されます。この種のケーキスタンドは演出効果が高く、狭いテーブルを立体的に利用できるものですが、登場は少し時代が下るようです。
ティーポットとお揃いのカップ&ソーサーはリモージュ(仏)のHAVILAND社製 ナイフ&フォークはROBBE&BERKIG(独)社製のシルバープレート
それにしてもこのホテルのティールーム:《Promnade》の趣味の良さには驚きました。カーテン・ソファー・クッション・飾られた花々に至るまでその品格を備えた美しいしつらえはもはや芸術と言えるでしょう。夢見心地で過ごしたロンドンの午後のひとときでした。
*実は純銀製のケーキスタンドが極めて稀なのは何故かしらとずっと考えてまいりました。強度のせいではないかと言う説が有力でしたが、最近になってケーキスタンドがそもそもホテルやレストランで(運ぶ上での効率上)業務用として使われ始めたからではないかと思い至りました。今でも邸宅のマダムは純銀のお皿に盛られたサンドイッチやスコーンを一皿づつサーブなさるとか。つまり純銀のケーキスタンドはオーダーなさらない(出番がない)訳ですね(笑)。