The Dochester （ドチェスターホテル）の アフタヌーンティー

ここのケーキスタンドは二段。５種類（きゅうり&チーズ・エビ・チキン・サーモン・卵）の美味しいサンドイッチは別に供されます。この種のケーキスタンドは演出効果が高く、狭いテーブルを立体的に利用できるものですが、登場は少し時代が下るようです。



ティーポットとお揃いのカップ&ソーサーはリモージュ（仏）のHAVILAND社製　ナイフ&フォークはROBBE&BERKIG（独）社製のシルバープレート
それにしてもこのホテルのティールーム:《Promnade》の趣味の良さには驚きました。カーテン・ソファー・クッション・飾られた花々に至るまでその品格を備えた美しいしつらえはもはや芸術と言えるでしょう。夢見心地で過ごしたロンドンの午後のひとときでした。

＊実は純銀製のケーキスタンドが極めて稀なのは何故かしらとずっと考えてまいりました。強度のせいではないかと言う説が有力でしたが、最近になってケーキスタンドがそもそもホテルやレストランで（運ぶ上での効率上）業務用として使われ始めたからではないかと思い至りました。今でも邸宅のマダムは純銀のお皿に盛られたサンドイッチやスコーンを一皿づつサーブなさるとか。つまり純銀のケーキスタンドはオーダーなさらない（出番がない）訳ですね（笑）。

The Savoy (サヴォイ ホテル）の スコーン

娘とロンドンへ行ってまいりました。スコーンのお味そのものは大差なしと思われますが、本場のお紅茶とあのクロテットクリームで頂く美味しさは格別ですね。写真は通りに面したホテルの売店で買い求めたもの。　

　　
器：Royal Worcester
　
【直径６cm丸形２５個分】
強力粉　５００g　ベーキングパウダー３０g　砂糖１２５g　バター１２５g　牛乳２４０cc　レーズン７５g　溶き卵少々

　《私のレシピ》
材料：小麦粉（薄力）２００g　ベーキングパウダー小１　重曹小１　バター５０g　卵１個・牛乳合わせて１００〜１５０cc　砂糖５０g ヨーグルト５０cc
作り方：1️⃣フードプロセッサーにバターと砂糖を入れで撹拌する。
　　　　2️⃣粉類を加えて撹拌し、全体にまとまったら卵と牛乳を加えでさらに撹拌。
　　　　3️⃣（必要なら粉と牛乳で）耳たぶ程度の固さに調整して一息寝かせる。
　　　　4️⃣1.5cmくらいに厚さに伸ばし二つ折りにして、菊型（５cm）で抜き、溶き卵を塗る。
　　　　5️⃣予熱を２００℃に設定しておいたオーブンで２０分程表面がきつね色になるまで焼く。

　※　スコーンを美味しく頂くには温めること。因に私は（手に入りにくい）クロテットクリームの　　代わりにマスカルポーネチーズとジャムを添えて頂きます。

ビングオーグレンダール シーガル

デンマークの名窯ビングオーグレンダール社のロングセラー「シーガル」を最近ようやく手に入れました。ロイヤルコペンハーゲンに吸収された後、しばらくしてこの「シーガル」は廃盤となり今では入手困難。一つ一つ手描きされたカモメの表情も愛らしく、清楚で詩情あふれるこのシリーズはロイヤルコペンハーゲン社のより生地も上質でつくづく美しいと思います。こうした器が姿を消していく事には寂しさを禁じ得ませんね。

Jean Paul HevinのQuito（キト）

Jean Paul Hevin のチョコレートは大人気ですね。チョコレートを使ったケーキは、勿論他とはひと味違う美味しさで、この「キト」は日持ちがするのでプレゼントにも重宝します。上質のアーモンドとセレクトされたカカオが使われているのですから美味しくなかろう筈もありません。



器：ビングオーグレンダール

胡桃のケーキ

長年作り続けているうち、いつの間にか自己流になりましたが、間違いなく美味しいお菓子です。



器　〈　英国製Sterling Silver 〉
　
材料：　18cm 角型一台分
　　　　小麦粉　80g /　卵 2個　/ ココア30g / 砂糖　130g / バター　100g / B.P. 小 1/2
バニラオイル　少々/　クルミ　100g（別に飾り用少々）
作り方：　1️⃣　バターを室温に戻して砂糖を加えよく混ぜる。
　　　　2️⃣　卵を泡立てて加える。
　　　　3️⃣　粉類を振るって加える。
　　　　4️⃣　軽くローストしたクルミをみじん切りにし加える。
　　　　5️⃣　型に入れ　クルミを飾り　180℃　30分で焼成